はじめに

原因のわからない痛みや症状を訴える人がたくさんいます。
身体のどこかが痛いだとか、当たり前にできていたことができなくなったりだとか、それは本当につらいものです。

それだけではありません。

気持ちが沈んでしまったり、人と会うのが怖くなってしまったり、生きることが苦しくって仕方が無い・・・。
このような、こころで感じる痛みもまた同じ症状なのです。

ここでは、上記の全てを“病気”と表現させていただきます。

私たちは病気を、「人を苦しめ、幸せになれなくしてしまう悪いモノ」だと考えてしまいます。
だから、私たちはみな病気を敵だと考え、戦いを挑み、それを制圧しようとするのです。
つまり、病気が生まれた原因をなくそうとするのではなく、症状を消し去ろうと躍起になるのです。

原因がわからないのに症状が消えることはありません。
もしかしたら、一時的に症状が消えることもあるかもしれません。
でも、それは本当の意味での解決にはなりません。


例えば、隣の部屋で火事が起こったと知らせる火災報知器が夜中に鳴り響いているとします。
それがうるさいからといって火災報知器の電源を切ってしまったらどうでしょう?
報知器は静まり、やっと静かに眠れそうです。
でも、それだけでいいはずがありません。

本当にしなくてはならないことは、火事がおこっていないか?なぜ報知器が作動したのかの確認です。
火元を見つけて、その火を消して二度と火事にならないように火が出た原因を見つけなければなりません。

病気や症状で苦しむということは、正常に報知器が作動している証拠なのです。
一時的な癒しに逃げ込んで、痛みや苦しみといった警報音を止めることも必要なときもあるとは思います。
でも、いつかは燃えあがろうとしている火を消さなくてはなりません。

そして、その火を消すことができるのは自分自身の他にないのです。





『今を生きる』ための症状

このように、私たちの身体は内なる声を症状として反映しているにすぎません。
その声は、私たちが本来の姿に立ち返るように勧めるアドバイスでもあるのです。
しかし、ほとんどの人ははその声を聞くことに抵抗してしまいます。

「そんなことは自分には関係ない。」
「そんなことをしても意味が無い。」

そんなふうに言い訳や理屈を持ち出して、解決法を探らせないようにするのです。

では、誰が邪魔ををするのでしょう?
誰が、メッセージを読み取らせないように私たちを誘導するのでしょう?


それは、私たちの中にある過去の記憶です。


私たちは自分で考えているつもりでも、過去の経験に照らし合わせた印象にそって判断したり何かを感じたりしているのです。
ある出来事をどうとらえるか、「良い」・「悪い」で判断してしまう拠り所になる膨大な記憶が私たちの中に積み重ねられています。
その記憶・印象を事あるごとに引き出してきて、私たちは何かを決め、何かを感じ、何かを行動します。

これは、過去の記憶(時には他人)によって人生が操られているということと同じことなのです。


「雨の日は気分が優れない。」

「雨の日は嫌いだ。」


そういう人は多いでしょう。

でも、雨が降ったから良くないことが起こるとは限りません。
雨の日だって楽しいことや嬉しいことはあるはずですものね。

でも、私たちの記憶にある“雨”の記憶・印象や、誰かにそう教えられたことによって
「雨の日は嫌いだ。」と感じてしまうのです。


ある出来事が不幸だったり、その結果苦しいことがあったのなら、その不幸を避けようとする記憶が残ります。

ある出来事が幸せだったり、それが楽しいことであったのなら、その幸せを繰り返し起こそうとする記憶が残ります。


この積み重ねが「思い込み」になります。そして、それが「思い込み」だということすら忘れてしまいます。
そして、それを「自分らしさ」だと信じてしまうのです。

この「過去の記憶」はなにか問題が起こったときに、必ず『原因は外側にある』んだと私たちを誘導します。
なぜなら、病気や苦しみの原因が『思い込み』にあることに私たち自身にばれたくないからなのです。


「過去の記憶」は過去の記憶に過ぎません。
「過去の記憶」から連想される「未来予想」もまた、過去の記憶に過ぎません。
「過去の記憶」にとらわれている限り、私たちは今を生きることはできないのです。


今を生きるために現れたメッセージである症状を、クライアントさんの状況に応じて読み取り、改善していきます。
養生院ふるゆら.はそういった意味で、症状ではなく“人を診る”場所でありたいと思っています。


時にフィジカルな手法からアプローチすることもあるでしょうし、そうでない場合もあります。
そのあたりは、クライアントさんのご希望と流れのままに・・・といったところです。


場所や開院時間などの情報はこちらをご覧ください。

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「もっと深いところを知りたい。」

「原因不明のかなり重い症状に苦しんでいる。」

「治療する側のヒーラーさんなどで、現在の手法に疑問がある。」

「ここにはなにか必要なものがありそうだ。」


そう思われた方はどうぞ読み進めてください。。













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