プラーナを整える 

しかしこれだけでは十分ではありません。
流れるプラーナそのものを清浄で品格あるものにする必要があるのです。

プラーナとは生命そのものです。
そして、プラーナには意識する・しないにかかわらず過去・現在、全ての意識が溶け込んでいます。

清浄なプラーナを身にまとう事で、その流れをより容易に意識し制御することができます。
また他の低俗なプラーナの影響を受けにくくなり、己や他人を癒すことにも通じます。
そして、その結果本当の意味での健康を手に入れることができるのです。
しかしプラーナ向上の道を求め、正しく歩み続けた暁には“健康を手に入れる”ことさえ本来の目的ではなかったと知ります。
プラーナの指し示す真理に比べれば肉体的な健康はおまけのようなものなのです。


本当の健康を手に入れることとは?
健康であるとはどういうことなのだろう?
なぜ人は病気になるのか?
人はなぜ生まれ、なぜ必ず死んでいくのか?

プラーナを見つめていくと真っ先にぶつかる命題です。

巷では健康に関する様々な広告や宣伝にあふれています。
町の治療院や健康食品などで目にしたことはあると思います。


 「◎◎が治ります!」
 「□□の痛みならお任せ下さい!」


このような文言が一歩町に足を踏み出せば私たちの周りに溢れかえっています。


人はいつか必ずその生を終える日が来ます。
生きるということは死に向かって突き進んでいるのと同じ事なのです。
痛みや病気の苦しみから逃れようとすることは当然のことです。
当事者の方々にとって、その希望や願いは何よりも強いものです。
それだけに、そのような言い回しが何よりも強烈に人を惹きつけるということなのでしょう。

例えば、「◎◎すれば必ず癌が治る」・・・のであれば、人は死ぬことはありません。
残念ながら「死ぬことがない」生命はこの世にただひとつとしてありません。。
では、すべての人が最後は不健康になって、苦しんで人生を終えなければならないのでしょうか?

そうではないのです。
それは健康でありたいと真に願う方。
そしてセラピストさんや治療家さんにこそ考えていただきたいことなのです。

健康であるということはどういうことなのか。
人はなぜ苦しまなければならないのか。
人はなぜ病気になるのか。
病の意味、病に向きあうとはどういうことなのか。
「治す」ということの意味はなんなのか。
生きるということにはどういう意味があるのか。

人生の価値は、その長さにあるのではありません。
100歳まで生きることができたとしても、生きる意味を知らないまま「ただ生きることだけが目的の人生」だった人と、例え若くしてその生を全うしたとしても・・・命を輝かせ、生きる意義を追い求め、全力で生ききった人生とどちらに意味があるのでしょう?
生きるということの意味すら私たちは知らなかったりするのです。
明日の不安を解消する為に今日があるのではないのです。
明日の不安に備える日々の積み重ねが人生ではないのです。
生きる意味を知らずして、「治す」ことなどありえないのです。           


それを知らなければ、治すという行為自体が逆に人を傷つける行為になってしまうこともあります。
是非、今一度考えていただきたいと思います。

その先に生命の意味や生きるということの意味、プラーナが教えるものが見えてきます。











プラーナを高める
  

このように、プラーナを整える、清浄な状態にするということは流れと質の両面から考えないといけません。

流れについて何らかの障害がある場合にはヨーガや呼吸法などの指導を行います。
日常の生活で溜まってしまったプラーナの汚れを染み付かせないようにするのです。
その日の汚れはその日の内に。といった感じです。
このヨーガや呼吸法についても、健康法の一貫として広く愛好されるようになりました。
トレーニングやストレッチとしてなら問題ないのかもしれませんが、
安易に行うと自身を傷つけてしまうことにさえなりかねません。
このあたりは後ほど追記したいと思います。

プラーナを高めるということはプラーナを清らかなものにし、その品格を高めることに他なりません。

これには知識の理解力ではなく心による理解力が必要です。

プラーナを感じることくらいなら、練習すれば誰にでもできることかもしれません。
プラーナを操作することくらいも誰にでもすぐにできることです。たぶん。
しかし、そんな事ができても何の意味もないのです。同時にそこには大変な危険が伴います。
アクセルを踏むだけなら小学生にだってできます。
しかし、それは『運転』ではありません。それはただの『暴走』でしかないのです。

プラーナを扱うにはプラーナそのものの品格とその源泉たる霊性の高いレベルが要求されるのです。









プラーナとはvol.4〜「プラーナに生きる」に続く





               



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