霊性向上の道 

霊性の向上を目指すときに、その先に何があるのか。そして、その途上にはどんなことが待ち構えているのか。

霊性の向上は全ての人が同じ場所からスタートするのではありません。
霊性の向上という目指すべき頂上は同じでも、その出発地点やそこに至るルートは人さまざまです。
どの場所からスタートするにしても、一歩一歩上を向いて歩みを進めること。それ自体に価値があります。

いつまでも成長を自覚できないこともあります。
時には焦ってしまったり、時にはあきらめてしまうこともあるでしょう。
自分には無理なんだと自信を無くすこともあるでしょう。
あまりにも地道な作業に嫌になることもあるかもしれません。
でも、どんなに小さい一歩でも、それは確かな一歩なのです。
でも、こんな飽きっぽい私でも何とかなりました。
本当の成長とはなかなか自覚できるものではありません。
いつしか、気が付いたときに「えらいとこまで登ってきたなぁ」と気が付くものなのです。

地道な、時間のかかる努力が必要な作業ですが、歩みを止めない限りどんなにゆっくりでも成長も止まらないものです。

とはいえ、何の指標もないというのも自分を客観的にみる為には不便なものです。
山に登るときも○合目という言葉があります。
霊性の状態、霊性の位置を知る為には客観的な指標があります。
それは優劣を示すものではありませんが、先師が示された霊性の位置づけ、「霊格」という指標が存在します。
参考までに御紹介したいと思います。






エーテルランク
  

最初に御紹介するのは「エーテルランク」です。
数字で表現すると1000未満にあたります。


エーテルランクは霊格のなかで最も低いレベルです。
いわば、原始脳、獣性のレベルといってもいいでしょう。
自己中心的な欲望と衝動をつかさどるレベルです。

物質主義、肉体的で拝金主義、快楽主義にまみれています。
己の欲望を制御することなく、欲望を満たす為に他を貶めることをいといません。
己の欲望にどこまでも忠実で、欲望を満たすことこそ正しいことで幸せなのだと信じているのです。
そのせいで、他人を騙したり傷つけることに何の躊躇もありません。時には殺人にまで発展することもあります。
その攻撃性が自分に向かってしまうと自分を必要以上に貶めてしまうこともあります。
つまりこの世的な欲望〜金銭欲や色欲、時に名誉欲など〜にとらわれているために恒常的な平穏を得ることがないのです。

このレベルにとどまっている以上、霊性の向上を望むことはできません。

欲望のひとつに肉体が欲する欲望があります。
肉体がその機能を維持する為に必要な欲脳です。
生きるために食べ、生きるために渇きを癒し、種をつないでいこうとするのは肉体の自然な機能です。
これ自体に良いも悪いもありません。
でも、この『肉体の機能』を『自分自身の欲望』と勘違いしてしまうことによって執着がはじまります。
執着の結果、「自分自身」の軸が原始的な欲望へとシフトしてしまい、挙句「自分自身」が乗っ取られてしまうのです。

また、生前は普通の生活をしていたのに、強烈な執着をもったまま臨終を迎えてしまった為に死後このレベルに落ちることもあります。

また、真摯に修行をしている人にもこのエーテルランクは他人事ではありません。
修行者のもつ“欲”に反応して、エーテルランクの住人が近づいてきます。
エーテルランクの住人にはいわゆる心霊だけではなく神仏も存在します。(下仏・下神)
厄介な事に、低いレベルであればあるほど彼らは現実界に目に見える形で影響を及ぼします。
修行者の欲に反応し、彼らに憑くことで求める能力をいとも簡単に授けてくれるのです。
こうなってしまうと、背後に憑く彼らの低霊性にまで修行者の霊性は引き下げられてしまい、霊性向上はかなえられることがありません。これを背後霊型治療家といいます。
治療された患者もいったんはその能力によって改善しますが、霊性が引き下げられる為にまた違った、より深刻な問題を抱えてしまいます。

少しの欲と隙を彼らは虎視眈々と狙っています。
それなのに、自ら超常的な能力を求めている人や本能的な欲望を持つ者など彼らから見れば絶好のカモです。
自らエーテルランクの心霊を呼び寄せて、望んで霊格を落として霊能者になっているのです。

観音様が現れてお告げがあったとか、光に包まれたとか、誰それからのメッセージが・・・というのは、そのほとんどがエーテルランクのなせる術です。

エーテルランクの衝動の背後には常に恐怖があります。
恐怖ゆえに欲望を自制することができないのです。
だから、彼らも同じ様に、「〜しなければ病気になる」とか、「〜すれば幸せになる」などと恐怖を利用して脅してきます。
そのような輩はエーテルの虜になっているといって間違いないでしょう。

悲しいことに本人にその自覚はありません。
逆にエーテルのように低い霊性ほど現世に強い影響を与えようとします。
そのために、見かけではうまくいったり好転させられたりするのです。
だからこそ、どこまでも「自分は正しいことをしている。」と思い込んでしまったりもします。

でも、この誘いに乗ってしまうと霊性は落ちていく一方です。
真に生きる喜びに満たされることはありません。
恐怖と衝動を生きる根拠にしてしまい、真に安らぐこともありえないのです。

様々に形を変えてこの世の中にはエーテルの誘惑が蔓延しています。
正しい道を望むのであれば注意しなくてはいけません。









霊性への道vol.2〜「アストラルランク」に続く
 
                 



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